金沢工大(野々市町)は30日から、「セグウェイ」を導入し、学生のコミュニケーション能力を向上させる「学生元気プロジェクト」をスタートさせる。学生がキャンパス内をセグウェイで移動することで、声掛けやあいさつのきっかけにし、コミュニケーション能力に優れた人間育成を目指す。
30日に開く同プロジェクト説明会では、学生がセグウェイの正しい乗り方の講習を受け、学内便や美化清掃など学生の学内業務(学内アルバイト)で活用する。移動手段だけでなく、作業中に他の学生や来校者らに積極的にあいさつし、コミュニケーションの機会を増やす。
米国やイタリヤでは警察の警備などにセグウェイが導入されており、市民とのコミュニケーション機会が増え、労働意欲も向上したという。
今年6月にセグウェイジャパン(横浜市)が募集した「セグウェイチャレンジ」に同大のプロジェクトが採択され、7月に7台が無償で寄贈された。同大は「技術だけでなく、人間性も優れ、就職に強い学生を育てたい」(企画調整課)としている。